東京・国営昭和記念公園でソメイヨシノが満開 菜の花と“コラボ”も
国営昭和記念公園(東京都立川市)で、ソメイヨシノが見ごろを迎えている。曇り空だがコートなしでも十分過ごせそうな暖かさの中、今年も満開の花を見ようと市民らが公園を訪れていた。
桜は今週末から来週初めがピーク
国営昭和記念公園に植えられている桜の木は約1500本で、このうちソメイヨシノは約700本。広い敷地内には、桜の園や残堀川沿い、子どもの森、渓流広場など、花見に適したスポットがいくつもある。
このうち、桜の園に足を踏み入れると、上の方ではソメイヨシノの花々が咲き乱れる一方、下には菜の花畑が広がるところがあった。桜色のソメイヨシノと黄色い菜の花がつくりだす光景に、人々がカメラを向けていた。
立川市から70代の夫とともに訪れたという60代の女性は、「いつもは、桜の木と菜の花の満開時期が一致しているのですが、今年は菜の花が少し遅れているようで残念。でも、例年のソメイヨシノは満開の木とそうでない木がまじっていますが、今年はどの木も満開時期が一致していて、いつもよりも美しいですね」などと話していた。
ソメイヨシノの見ごろのピークは今週末から来週初めの見込みで、公園関係者は、明日からの土日で、1日あたり約1万5000人以上が訪れると予想している。ソメイヨシノのあとは、ヤエザクラやサトザクラが楽しめるという。入園料は小・中学生が80円、15歳以上が410円、65歳以上は210円。 (取材・文:具志堅浩二)