群馬・高崎市「防災安全2課」 女性目線の防災対策訓練
能登半島地震の発生を受けて高崎市がことし4月に新設した「防災安全2課」による女性目線の防災対策訓練が、新町防災アリーナで初めて行われました。 高崎市はことし4月、災害時に女性や高齢者などへの支援を強化するため、女性職員を中心に構成する「防災安全2課」を新設しました。 17日には、「防災安全2課」の企画で、避難時にプライバシーを確保する「カーテン間仕切り」と段ボールベッドの設置訓練が行われました。訓練には災害時に避難所を開設する担当職員が参加し、段ボール製の柱の組み立て作業に真剣に取り組んでいました。市はこの「カーテン間仕切り」を、井野川沿いなど開設頻度の高い避難所10カ所に備蓄するとしています。 このほか「防災安全2課」では避難所運営に備えるために女性などへの配慮をまとめたマニュアルや、日頃からできる備えなどを女性目線で考えたパンフレットを作成しました。 また、10月には愛知県に本社を置くスギホールディングスと、11月には東京都のNPO法人と災害時の応援協定を締結しました。スギホールディングスとの協定は市内の備蓄倉庫に衛生商品などを保管するもので、災害時にいち早く被災者に供給できる体制になったということです。