“10秒”待ってコロンに大歓声 渋野日向子を研ぎ澄ませた「キレイな吐きそう(笑)」
ディボットから9Iで「メッチャいいボールが出た」16番、難関の最終18番も3UTでチャンスを作ってバーディ。「アンダー出たらヤバいっす」と話していたタフなコースで、2月「ホンダLPGA」と並ぶシーズン最多7バーディを量産。「66」は首位タイのミンジー・リー(オーストラリア)とともに3日間のベストスコアとなり、「悔いのないラウンドができた」とうなずいた。
通算3アンダー4位まで浮上し、3人が並走するトップとはわずか2打差。「まさかこの位置で戦えるとは思っていなかったから、楽しみたい。この位置にいると勝ちたい気持ちもすごく芽生えてくる。悔いのないプレー、見ている人に楽しんでもらえるようなプレーをしたい」。クラブセッティングを見直し、復調したショットに裏付けられたワクワク感。見せ場の連続ともいえる18ホール。メジャーの大舞台で光り輝く渋野が戻ってきた。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)