NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』、視聴率「好調キープ」は本当なのか?
前作の視聴率の影響を受けやすい「大河」ドラマ
芸能評論家の三杉武氏は語る。 「近年は苦戦傾向にある『大河』ですが、前作『真田丸』がひさびさに話題性や視聴率の面で一定の結果を出しました。当然、NHKサイドとしてはその余勢を駆って、『直虎』もヒットさせたいところ。そもそも『大河』については、87年に放送された『独眼竜政宗』、翌88年に放送された『武田信玄』が2作連続で40%近い平均視聴率を記録して一大ブームを築いたように、視聴者の視聴習慣もあり、前作の影響を色濃く受ける傾向が強い。そういう意味でも、“雰囲気づくり”は重要ということではないでしょうか」 とはいえ、『真田丸』の初回視聴率も歴代の「大河」作品に比べるとけっして高い方ではなく、当然、「直虎」も今後「真田丸」を超える人気を集める可能性は十分に秘めているわけだが……。 果たして、「直虎」は、「真田丸」に続くヒットを飛ばすことができるのか? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)