バルセロナ、ダニ・オルモを選手登録する目処が立つ!カンプ・ノウのVIPゾーン運営権を1億ユーロで中東に売却へ
バルセロナは、どうやらMFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルの選手登録を完了することができそうだ。スペイン『マルカ』や『ムンド・デポルティボ』が報じている。 ラ・リーガ前半戦ではDFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱で生まれた人件費の余裕により、ダニ・オルモ&パウ・ビクトールを選手登録することができたバルセロナ。しかしながらクリステンセンが復帰する後半戦ではサラリーキャップを超過してしまい、ダニ・オルモ&パウ・ビクトールを登録できない状況に陥っていた。 ラ・リーガをバルセロナ10番商業裁判所に訴えて、暫定処置でオルモ&パウ・ビクトールの選手登録を認めてもらうアイデアは、同裁判所によって棄却された。登録のタイムリミットは12月31日と、バルセロナに時間的猶予はほぼ残されていなかったものの、土壇場でサラリーキャップ超過を解消する目処が立ったようだ。 『マルカ』によれば、バルセロナは全面改修中の本拠地カンプ・ノウのVIPゾーン運営権を、複数の中東企業に売却することになるという。報じられる売却額は1億ユーロ(164億円)で、残る手続きは支払いの履行のみになっているとのことだ(ただし『ムンド・デポルティボ』の報道は若干詳細が異なり、現時点では1億ユーロの一部金額の商談しか成立していないが、クラブは28~29日に全額分の権利を売却することに自信をのぞかせている、とのこと)。 バルセロナは1億ユーロの収入があれば、ダニ・オルモ&パウ・ビクトルの選手登録を完了できるほか、サラリーキャップ超過によるペナルティーからも解消されて、放出と獲得を“1:1”の比率で行えるようになる見込みだ。同クラブはサラリーキャップ超過により「人件費の5%以上を占める選手を売却した場合、その選手のために支払っていた年俸の60%分しか新たな人件費に回すことができない(占める割合が5%未満の選手の場合は50%のみ)」「選手売却の移籍金として得た収入から使い回すことができるのは35%のみ」といったペナルティーを科されていた。