J1名古屋・MF菊地、自身の初の右ウイングバックで好機演出&惜しいシュート「右でも決めないといけなかった」
◇19日 J1第34節 名古屋0―2札幌(豊田スタジアム) 名古屋グランパスは前半に先制を許すと、後半にも追加点を奪われて0―2で敗れた。降格圏の19位に沈む相手に手痛い黒星。前節の福岡戦に続き2連敗で、豊田スタジアムでの今季最終戦を白星で飾れなかった。 敗戦となったが、光明はあった。MF菊地はチーム事情から「初めて」という右ウイングバックで先発し、「自分が入ることでできるプレーを意識した」と中央に切り込んでからのクロスで好機を演出。長谷川健太監督も「右サイドで攻撃に変化をつけてくれた」と合格点を与えた。 最大の見せ場は0―1の後半13分。MF椎橋のスルーパスに鋭く抜け出すと、ゴール前でシュート。しかし、利き足とは逆の右で放った一撃は惜しくも左ポストを直撃。同点ゴールとはならず、「右でも決めないといけなかった」と反省した。 シャドーが主戦場の25歳だが、右ウイングバックで攻撃のアクセントとなり、「もっとピンポイントで相手がクリアしにくいクロスを上げていきたい」と意欲的だった。
中日スポーツ