【MLB】Wソックスの新監督は42歳のベナブルに決定 今季はレンジャーズの助監督 父は元ロッテの「マックス」
今季121敗という歴史的な低迷を喫したホワイトソックスの新監督が決定した。米公式サイト「MLB.com」でホワイトソックスを担当するスコット・マーキン記者によると、今季レンジャーズで助監督を務めていた42歳のウィル・ベナブルが新監督に決まったようだ。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、新監督の候補がベナブル、クレイグ・アルバーナス(ガーディアンズ・ベンチコーチ)、フィル・ネビン(前エンゼルス監督)の3人に絞られたことを報じていたが、その3人のファイナリストのなかからベナブルが選ばれた。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 ベナブルは現地時間10月29日に42歳の誕生日を迎えたばかり。今季のホワイトソックスはシーズン途中にペドロ・グリフォル監督を解任し、グレイディ・サイズモアが暫定監督を務めていたが、ベナブルが球団史上44代目の監督に就任することが決まった。 ベナブルはグリフォルが監督に就任したときにも候補の1人として面接を受けており、同じシカゴを本拠地とするカブスでコーチを務めていた時期もある。2021年からの2シーズンはレッドソックスでベンチコーチを務め、2023年からはレンジャーズで名将ブルース・ボウチーをサポートする助監督を務めていた。 今季のホワイトソックスは開幕から低迷が続き、20世紀以降では史上最悪となるシーズン121敗。クリス・ゲッツGMはチームの再建を進めるなかで、チームの成長と今後の成功に関してビジョンを共有できる人物を求めていたが、複数の候補者のなかからベナブルが選ばれたようだ。 ベナブルはメジャーで9年間プレーした元外野手で、通算967試合に出場して707安打、打率.249、81本塁打、307打点、135盗塁、OPS.719を記録。パドレス時代は外野のレギュラー格として起用され、2013年にはキャリアで唯一の規定打席到達も果たしている。 なお、父マックス・ベナブルはジャイアンツなどでプレーした元メジャーリーガー。12年間のメジャー生活で通算337安打を記録し、1992~93年には登録名「マックス」で日本プロ野球の千葉ロッテマリーンズでもプレーした。