シャッターを切ると詩を紡ぐ、世界初の「ポエムカメラ」が“すごく愛らしい!”と話題に
発売予定は?
米メディアのテック・クランチはポエムカメラを取り上げ、「遭遇したビジュアルをもとに示唆に富む詩を生成し、写真の概念を新たな高みへと引き上げる」と述べている。先進技術と芸術的ビジョンを融合させ、両分野の可能性を広げるプロジェクトだとの評価だ。 ポエムカメラはまた、アプリを必要とせず、カメラ単独で動作するのが特徴だ。プロジェクトのウェブサイトは、「思い出の新しいつくりかた。画面も通知もアプリも必要ありません」と謳う。 一般販売されていないが、制作方法はオープンソースで公開されている。電子工作に使われるRaspberry Piと、ChatGPTのAPIの心得があれば、同じものをDIY可能だ。 写真情報サイトのペタピクセルによるとメイザー氏らのもとには、市販してほしいとの問い合わせが相次いでいる。あくまでアートプロジェクトであり、資本主義を排除したいとして「ノー」と100回ほど返答し続けたという両氏。とはいえ、101回目からは少しだけ心が揺らいでいるという。
文:青葉やまと