「彼を見て育った」全米ドラ1“怪物”スキーンズ 憧れの大谷翔平に被弾も今季無傷の3勝目
◇MLB パイレーツ 10-6 ドジャース(日本時間6日、PNCパーク) パイレーツのポール・スキーンズ投手が今季4度目の登板でドジャース戦に臨み3勝目をあげました。 【画像】誕生日に2勝目をあげたスキーンズ投手 現在22歳のスキーンズ投手は2018年、エンゼル・スタジアムで大谷選手の本拠地投手デビュー戦を観戦。2023年のMLBドラフト全体1位で入団したゴールデンルーキーですが「彼(大谷翔平選手)を見て育った」といい、今回の試合が大谷選手との初対決となりました。 スキーンズ投手は初回、先頭のムーキー・ベッツ選手を空振り三振に仕留め大谷選手との注目の初対戦を迎えます。初球を101.3マイル(約163キロ)のストレートで空振りを奪うと、オールストレートで3球勝負。最後は100.8マイル(約162キロ)のストレートで3球三振に仕留めスタジアムを沸かせました。続くフレディ・フリーマン選手も100.8マイル(約162キロ)のストレートでライトライナーに仕留めドジャースの強力MVPトリオを抑える完璧な立ち上がりを見せました。 すると2回にはパイレーツ打線がスキーンズ投手を援護。打者11人の猛攻で一挙7得点を獲得し、3勝目を目指すルーキーを大きく後押しします。 続く3回、2アウト1塁の場面で大谷選手とのこの日2度目の対戦。フルカウントからの6球目、真ん中高めに浮いた100.1マイル(約161キロ)の直球を捉えられると、打球はバックスクリーンへと飛び込む2ランホームランを浴びます。MLBデビュー後初の直球での被弾にスキーンズ投手は顔をしかめ悔しさをにじませていました。 5回にもソロホームランで失点し、1アウト1塁で迎えた大谷選手との3度目の対戦では再びストレートを打たれライト前ヒットを浴びます。その後2アウト満塁とこの日1番のピンチを迎えますが、テオスカー・ヘルナンデス選手を94.3マイル(約151キロ)のスプリットでサードゴロに仕留めピンチを脱しました。 スキーンズ投手はこの日5回を投げ93球、被安打6、8奪三振、3失点の投球で今季3勝目。防御率は3.00と好成績を残しています。