スロープレーは百害あって一利なし!「プレーファスト」を実現する工夫あれこれ【ゴルフマナー百科】
遠球先打が基本だが…
基本は「遠球先打」、つまりピン(カップ)から遠い人から打つ決まりだが、時と場合によっては、自分のほうがピンに近い場所にあっても先に打ってしまって構わない。たとえば同伴者がクラブを間違えてカートに取りに戻ったときや、やっかいなライでクラブ選択に悩んでいるとき、バンカーから脱出したあとレーキでバンカーをならしているときなど、同伴者のプレーを待っていると時間がかかりそうな場合は、「先に打ちます」と周囲に知らせたうえで、先にプレーしてしまおう。 これはスロープレー防止の観点からも、「レディーゴルフ」(ready golf=準備ができた人から打つ)としてルール上も推奨されている(規則6.4)。 けっして慌てる必要はなく、上記のようなことをちょっと意識するだけで、1打あたりの時間は簡単に短縮できる。仮に1打につき5秒短縮できれば、100打で500秒=約8分。4人で32分も短縮できる計算になる。コースにいる全員が気持ちよくプレーできるように、1人1人がプレーファストの意識をもって行動することが大切だ。