【オーストラリア】豪貿易黒字、鉱物など輸出伸び59億$に拡大
豪政府統計局(ABS)が5日に発表した10月の貿易収支(季節調整値、物品対象)は、59億5,300万豪ドル(約5,760億円)の黒字となった。輸出額が前月比3.6%増加し、黒字額は前月から14億2,100万豪ドル拡大した。【NNAオーストラリア編集部】 輸出額は421億4,800万豪ドルとなり、輸入額は361億9,500万豪ドルと0.1%増加した。 輸出額の内訳は、農産物が0.5%減の56億800万豪ドルとなり、非農産物は1.3%増の330億豪ドルだった。 非農産物の輸出の内訳は、◇金属鉱石・鉱物:131億2,700万豪ドル(0.5%増)◇石炭・コークス・豆炭:63億8,100万豪ドル(6.9%減)◇その他鉱物性燃料:65億5,400万豪ドル(15.4%増)◇機械:13億8,300万豪ドル(8.9%増)――などとなった。 非通貨用金製品は35億500万豪ドル(43.8%増)だった。 資源・エネルギーのうち、ユニット当たりの輸出額は、◇塊状鉄鉱石:前月比10.1%増◇原料炭:2.9%増◇一般炭:1.4%増◇液化天然ガス(LNG):1.8%増――だった。 日本向けの主要資源のユニット当たりの輸出額(オリジナル値)の増減は、◇塊状鉄鉱石:6.6%増◇原料炭:10.3%増◇一般炭:0.6%増――だった。 ■資本財の輸入は2.1%減 輸入の内訳は、◇消費財:117億8,200万豪ドル(0.8%増)◇資本財:85億500万豪ドル(2.1%減)◇中間財など:151億5,800万豪ドル(1.7%増)――となった。