延岡・山下新天街で結婚披露宴 理事長夫婦がアーケード活用を実践
延岡の山下新天街(延岡市山下町1)で11月3日、結婚披露宴が開かれた。(日向経済新聞) 【写真】山下新天街北側入り口にひな壇が設けられた結婚披露宴 披露宴を催したのは、山下新天街商店街組合の理事長で整骨院を営む興梠貴士さんと歯科衛生士の江梨奈さん。同日、今山八幡宮で式を挙げ、披露宴は約200メートルのアーケードを持つ同商店街で行った。親族や友人、延岡市商店会連合会の理事など約70人の参加者が祝った。 大阪から祖父が住む延岡に移住し、結婚した貴士さんは「大阪にいる頃から商店街の人情味に心躍る感覚があった。山下新天街も閉店する店が多く、シャッター街になっているが、いろいろな活用法でにぎわいを創出できたら」と話す。「屋根はあるが屋外という、開放的な雰囲気で皆いい顔をしている。やって良かった」とも。 新婦の江梨奈さんは「商店街で披露宴をしたいと聞いて驚いたが、新しいことをするのが好きなのでOKした。夫は山下新天街を『もっとこうしたい』など、いろいろ考えているので、これからも応援したい」と話す。 披露宴で振る舞われた料理は、同商店街にある洋食店「ボンピアット」や安賀多商店街の「味処国技館」が提供。音響、ヘアメーク、アルコール類の提供なども地元事業者が担った。
みんなの経済新聞ネットワーク