元中学教諭に有罪判決 教え子への強制わいせつ罪 広島地裁
勤務する中学校で教え子にわいせつな行為をしたとして強制わいせつ罪に問われた広島市の元市立中教諭の被告(60)の判決が14日、広島地裁であり、後藤有己裁判官は懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。 【写真】広島地裁 後藤裁判官は被告が被害に遭った女子生徒の担任だった点を挙げ、「健全育成を促す立場にもかかわらず、わいせつ行為に及び、卑劣で悪質性が高い。性的欲求を教え子で発散しようとし、強い非難に値する」と強調。一方で謝罪していることなどに触れ「性犯罪再犯防止プログラムを受けることを前提に保護観察に付する」とした。 判決などによると、被告は2022年6月ごろと10月6日ごろ、市内の中学校で12歳だった女子生徒を抱き締め、胸を触るなどした。
中国新聞社