地域へ「感」「謝」 三重・松阪 魚見町と東久保町で農家ら お見事、チューリップ花文字見頃
三重県松阪市の魚見、川島、東久保町の農家らでつくる機殿下農夢創(ゆめつくり)グループ(溝田勝美代表、95人)は、魚見町と東久保町の櫛田川堤防脇の畑にチューリップの花で、大きな「感」「謝」の文字と、松阪市とJAみえなかのキャラクターの絵を描いた。例年より数日開花が遅く、今週末にかけて見頃を迎えるという。
同グループは環境美化活動などを目的に2014(平成26)年に結成。18(同30)年からチューリップで花文字作りを始めた。より楽しんでもらおうと20(令和2)年には「ハート」を描き、毎年さまざまな絵を加えるようになった。今年はコロナが終息したことから人とのつながりや出会い、地域への感謝の思いを込めて、市のキャラクター「ちゃちゃも」とJAみえなかのキャラクター「ミーナ」を描いた。 濵林九代次事務担当(77)=東久保町=が、堤防から最もきれいに見えるように製図。昨年11月に同グループやJA職員ら約20人で約4万個の球根を植え、冬の間手入れしてきた。 魚見町には縦20メートル、横10メートルの「感」の文字と、縦18メートル、横9メートルの「ちゃちゃも」、東久保町にも同じ大きさで「謝」の文字と「ミーナ」の絵が浮かび上がった。 溝田代表(68)=東久保町=は「今年も見事なチューリップが咲きました。毎年楽しみにしている方々も増えているので、これからも地域の皆さんを笑顔にできるように続けていきたい」と話している。