AIが予測する千賀滉大のMLB2024シーズン成績:負傷の影響もあり、勝ち星・防御率とも昨季を下回る予測
◆2024シーズンAIの予測成績 登板23 先発23 投球回131.5 防御率4.05 勝利8.1 敗戦7.5 セーブ0 奪三振159.9 与四球60.6 与死球9.1 自責点59.1 失点64.9 被安打104.8 被本塁打13.8 奪三振率10.95 与四球率4.15 被本塁打率0.94 被打率.214 BABIP.304 FIP3.77 WHIP1.26
負傷者リスト入りしたことで、登板と投球回が減少している。昨季、千賀は4月から5月上旬にかけて、6試合に先発登板しており、仮に5月の第2週に復帰したとすると、先発登板はAI予想通り、23試合前後となる可能性が高い。
興味深いのは、奪三振率、与四球率、K/BB(2.64)、そして被本塁打率はほぼ横ばいで、相手チームの研究が進むためか、被打率、FIP、そしてWHIPは若干高くなっているが、防御率のみ上昇の度合いが顕著な点である。
ちなみに、『ファングラフス』の『Steamer』予想は、先発登板23、投球回130.0、8勝7敗、防御率3.74、149奪三振、奪三振率10.37、与四球率3.81、K/BB2.72、被本塁打率1.08、被打率.226、WHIP1.28という数字を弾き出している。
『MLB.com』はシーズン前に掲載した2024年のサイ・ヤング賞予想に関する記事で、千賀をナ・リーグの4番手に選出し、その根拠として、「右腕は先発した最後の14試合で防御率2.44、被OPS .595をマーク」「その3ヶ月間にナ・リーグの投手で、ランバリュー(得点価値)が彼より高かったのはブレイク。スネルとローガン・ウェブのみ」だった点を挙げている。
参考までに記しておくと、昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入ったスペンサー・ストライダーは20勝5敗、防御率3.86、281奪三振、奪三振率13.55、与四球率2.80、K/BB4.84、被打率.210、WHIP1.09という数字を残している。もちろん、仮に千賀がAI予想に近い成績を残した場合、サイ・ヤング賞投票で票を得ることはないだろう。
ぜひ、千賀には『MLB.com』予想寄りのパフォーマンスを見せてもらい、シーズン後、AIに猛省を促したいところである。
J SPORTS 編集部