尿路結石で入院していた女性が死亡 病院が適切な処置行わなかったと遺族が訴え 6300万円の損害賠償金支払いで和解
入院中の女性が亡くなったのは、病院が適切な処置を行わなかったためとして、遺族が訴えていた問題で、このほど病院側が遺族に6300万円の損害賠償金を支払うことで和解が成立しました。 【写真を見る】尿路結石で入院していた女性が死亡 病院が適切な処置行わなかったと遺族が訴え 6300万円の損害賠償金支払いで和解 鳥取地方裁判所米子支部に提訴していたのは鳥取県米子市の博愛病院に入院していて亡くなった40代の女性の遺族です。 原告側代理人によりますと、女性は、2017年6月尿路結石で入院し、40度を超える高熱が出たにもかかわらず、看護師が医師に報告せず解熱鎮痛剤で対応し、その後、敗血症を併発し死亡しました。 このため遺族は、尿路結石の患者が高熱を出した場合早急に対処しなければ死亡してしまう危険性があることは医学的な常識であるとして、病院側に約7300万円の損害賠償を求めていました。 そしてこのほど裁判所からの和解勧告があり12月20日、病院側が6300万円を支払うことで和解が成立しました。 和解について遺族は「亡くなってから時間が経ちましたが、悔しいという気持ちが消えることはありません。同じようなミスがなくなるのであれば妻も喜ぶのではないかと思っています」と、コメントしています。 また博愛病院は「患者様がお亡くなりになられたことは非常に遺憾で真摯に受け止めています。最善の医療を提供して再発防止に努めてまいりますとコメントしています。
山陰放送