横浜北部の明治期の村の暮らし紹介 歴博で区制30周年企画展
企画展「青葉・都筑区制30th 丘のよこはま-近代の村の歴史と暮らし-」が11月23日、横浜市歴史博物館(横浜市都筑区中川中央1)で始まる。(港北経済新聞) 横浜市青葉区と都筑区が今年区制30周年を迎えたことから企画した同展。明治から昭和にかけての地域の暮らしや歴史を振り返る。 両区域では1889(明治22)年に中川村・都田村・新田村・山内村・田奈村・中里村の6つの村が誕生。農業や養蚕業が発展したが、1939(昭和14)年にこれらの村が横浜市に編入されて、行政単位としての役目を終えた。現在は学校や駅、地区センターなどに村の名前が残っている。 会期中は青葉区の多摩田園都市や都筑区の港北ニュータウン開発前の地域の姿を紹介する写真や地図、資料などを展示。併せて、12月8日には同館正面入り口でJA横浜ハマっ子直売所による旬の野菜・果物の販売(10時~15時)も行う。 11月22日の内覧会で館長の佐藤信さんは「かつては散在していた村々が明治期に行政単位として6つの村になった。そこから今では工業地や鉄道、ニュータウン開発などで発展をしたが、この機会に当時の様子を振り返ってほしい。古い珍しい写真もあるので、親子などで来館いただけたら」と話した。 開館時間は9時~17時。観覧料は一般=500円、高校・大学生=300円、小中学生・市内在住65歳以上=100円(常設展は別途観覧料)。12月15日まで。
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