古坂大魔王が山形県の高校生に自分の“想い”をカタチにする方法をアドバイス「ちょっとした決断も言葉にする」
お笑い芸人で音楽プロデューサーの古坂大魔王が10月2日、山形県立米沢東高等学校で開催された「avex class」に講師として登壇し、高校1~3年生約370人の生徒に向けてキャリア教育の授業を行った。 「avex class」はエイベックス株式会社がサステナビリティ活動の一環として行っているキャリア教育プログラム。アーティスト、タレント、クリエイター、アスリートが全国の教育機関に訪問し、自身の体験談を通じて子どもたちに「才能や夢を信じる力」の大切さを伝えている。 今回「自分の好きなことに対して胸を張って好きだと言える生徒、変化を恐れない生徒が増えてほしい」「自信をもって自分の想いや考えを『言葉』として誰かに伝えられるようになってほしい」という同校の想いから、古坂による授業が実現した。 当日講師を務めた古坂は、芸人を志したエピソードを振り返りながら「幼稚園の頃、面白いことをしてみたら周りの人が笑ってくれたことが嬉しかった。そこから人を笑わせることが楽しいと思うようになった」と話した。
さらに、好きなことや夢を見つけるコツについて「好きなことには100%出会っている。もしまだ見つかっていないとしたら、それは気づいていないだけ。情報がたくさんあると分からなくなってしまうが、きっかけがあれば見つかる」と話し、夢については「夢は持つべきものではなく、勝手に持っているもの。持たなければいけないわけでないが、夢は人生を豊かにしたり、自身の目標になる」と語った。 後半は生徒による質疑応答タイム。「自己主張が強すぎるあまり、周りを傷つけてしまうことがある」という質問を受けた古坂は「何事もバランス。相手がしたいことの中に自分の主張をさりげなく入れるなど、傷つけない自己主張の仕方もあるし、自分で修正することが大切」と答え、生徒の悩みに寄り添う形でアドバイスした。
授業終盤には、優柔不断で物事を選択することが苦手な生徒からの質問に対し「自分で宣言してみたり、言葉にしてみると決断できるようになる。まずは宣言して、進んでみた後に違和感があればそのときにもう一度決めれば良い。物事を決断するには、とりあえず決める、間違えたら修正!“出来るまでやれば出来る!”」と、米沢東高校の受験生のスローガンを引用しながらエールを送った。 最後は行動力を身につける方法についてアドバイス。「今日できないことは5年後もできない。いつ何をするかを周りに喋ってちょっと動いてみる。まずは2日から、次は1週間、次は1カ月でいい」としながら、生徒を勇気づける言葉で授業を終えた。