【RIZIN】芦澤竜誠、MMAファイターとして進化に手応え「空間は完全に俺が支配していた」
■『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』前日計量(17日・ポートメッセナゴヤ第1展示館) 第10試合で昇侍に2ラウンドKO勝利し、MMA連勝を記録した芦澤竜誠が、試合後インタビューで「うれしい。本当に格闘技しかなかった自分にとって、この勝利は特別」と感情をあらわにした。 【試合写真たっぷり】『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』昇侍 vs. 芦澤竜誠 自ら指名した対戦相手の昇侍について「真っ向勝負で挑んできた、タフな相手だった」と称えつつ、「一発の怖さはあったが、自分の距離感を生かした戦略で対応できた。空間は完全に俺が支配していた」と振り返る。 フィニッシュとなった膝蹴りは「得意技。どちらの足でも倒せる自信があった」とコメント。その背景としてキックボクサーとしてのバックグラウンドが大きく影響していると明かす。「MMAは殺傷能力が求められる競技。打撃の精度や威力をさらに磨きたい」と語り、キックボクサー出身ならではの強みを発揮しつつ、総合格闘技のスキルを着実に向上させている。 試合後には若手キックボクサーにMMA転向を呼びかけ、自分ができることならサポートすると協力も申し出た。その真意について「キックボクシングよりMMAのほうが稼げるから。社会人なんだから金を稼いでナンボじゃないですか。稼がなきゃ意味がない。今のうちにMMAの練習を始めておけば体も強くなるし」と後輩たちにメッセージを送った。 MMAを始めたばかりの頃は苦労も多かったが、今では練習が楽しいと語る芦澤。「MMAを通じて自分の格闘技人生がさらに楽しくなった。まだまだ足りない部分を補いながら、スキルを上げていきたい」と今後への意欲を見せた。大みそか大会について「俺が興味を持てる相手をRIZINが用意してくれるか。俺はRIZINと対等な立ち位置だから」と連戦の可能性を示唆した。