ダルビッシュまたも“無援の10月”に泣く…PSでの『大一番』、通算5試合で4度目のクオリティースタートなのに、チームは5戦全敗
◇11日(日本時間12日) ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 ドジャース2―0パドレス(ロサンゼルス) ◆真美子さん、運命の第5戦を『奥さま会』で応援【写真】 パドレス(第4シード)のダルビッシュ有投手(38)は、敵地の地区シリーズ最終第5戦でドジャース(第1シード)を相手に先発。6回3分の2をソロ2発のみの2失点と好投したが、援護なく敗戦投手となった。77球で3安打、4奪三振(K)2与四球。パドレスはシリーズ敗退が決まった。 大谷翔平選手(30)との直接対決は3打数無安打、2三振に抑えた。投げ合ったドジャースの山本由伸投手(26)は先発で5回を2安打無失点、2Kでポストシーズン(PS)初勝利。ドジャースは13日(同14日)に当地で開幕する7回戦制のリーグ優勝決定シリーズで、千賀滉大投手(31)の第1戦先発が見込まれるメッツを迎え撃つ。 なぜだろうか、10月の運に恵まれない―。ダルビッシュは「PSの勝てば勝ち抜け、負ければ敗退の試合」は今回が5度目の先発で、4度目のクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)を達成。それなのに、チームは5戦全敗となってしまった。唯一QSを達成できなかった2017年も、後に対戦相手アストロズがサイン盗みをしていたと発覚した。 (1)12年10月5日、ワイルドカードゲーム(対オリオールズ)レンジャーズ先発で6回3分の2を5安打3失点(自責2)、7Kで敗戦投手。1―5で敗退。 (2)17年11月1日、ワールドシリーズ第7戦(対アストロズ)ドジャース先発で1回3分の2を3安打5失点(自責4)、3Kで敗戦投手。1―5で敗退。 (3)20年10月2日、ワイルドカードシリーズ第2戦(対マーリンズ)カブス先発で6回3分の2を5安打2失点、6Kで敗戦投手。0―2で敗退。 (4)22年10月23日、リーグ優勝決定シリーズ第5戦(対フィリーズ)パドレス先発で6回4安打2失点、5Kで勝ち負けつかず。3―4で敗退。 また、PS通算はこれで7敗目(5勝)を喫し、防御率3・77。先発13試合でQSは8度、ハイQS(7イニング以上を自責2以下)も3度ある。 対ドジャースに限れば、レギュラーシーズンは通算先発15試合で5勝5敗、防御率2・27。91回3分の1で104K。PS通算は3試合で今回が初黒星(2勝)。計18回3分の2で13安打7失点、14K、防御率3・37。
中日スポーツ