今年は「活況」のプロ野球FA市場 目玉は大山悠輔、甲斐拓也の2人 がん克服の苦労人も
茂木は楽天1年目の春季キャンプ当時、他球団のスコアラーから「スイングが鋭く、早い段階で間違いなく活躍する」と評価され、2年目には17本塁打を放つなどパンチ力のある打撃が持ち味。ただ、近年は出場機会が減少していただけに、内野手の強化に取り組む球団にとっては需要がありそうだ。
原口は今季52試合に出場。阪神では代打での勝負強さも光った。大腸がんを患い、19年に手術を受けて克服した32歳の苦労人は、レギュラー定着を目指して大きな決断を下した。
FA権を行使した選手たちが、自身に最適な球団としてどのような「選択」を下すのか、しばらく目が離せない日が続きそうだ。(浅野英介)