第8回仙台短編文学賞、応募数は318編 若い世代への浸透に手応え 結果発表は来年3月
仙台市の出版社、荒蝦夷(あらえみし)とプレスアート、河北新報社で構成する仙台短編文学賞実行委員会は20日、第8回同文学賞の応募数は318編だったと発表した。選考委員を務める仙台市出身の映画監督・脚本家・小説家岩井俊二さんが大賞を決め、2025年3月に結果を発表する。 24年7月に募集を始め、今月15日の締め切りまでに郵送で130編、メールで188編が寄せられた。前回は382編だった。応募者の最年少は15歳、最高齢は90歳。集計に当たった実行委の川元茂事務局長(57)は「8回を迎え、若い層に着実に浸透する手応えを感じる」と話した。 同文学賞は仙台、宮城、東北と何らかの関連がある自作未発表小説を対象にジャンル不問で募集。大賞の他、仙台市長賞、河北新報社賞、プレスアート賞、学生対象の東北学院大学賞がある。大賞受賞作は河北新報とプレスアートの隔月刊誌「Kappo仙台闊歩(かっぽ)」に全文掲載される。
河北新報