社会人3年目です。27歳で結婚したいけど、貯金が「50万円」しかありません。この調子だと3年後で「100万円」なのですが、いくらあれば安心ですか?「ご祝儀」でおぎなうのもアリでしょうか…?
結婚を夢見ているものの、「貯金が少ない」「結婚には数百万必要と聞くけれど、現時点で手元にあるお金は100万円未満……」と将来を不安に思っている人もいるのではないでしょうか。結婚にあたって、指輪代や結婚式費用、引越し代などさまざまなシーンでお金がかかります。そのため、結婚前後で資金不足にならないよう、計画的な貯金が必要です。 そこで本記事では、結婚前に必要な貯金額や、結婚に向けた効率の良い貯金方法を解説します。結婚にかかる費用を理解して、計画的に貯金をしていきましょう。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
結婚前と結婚後に必要な費用は?
株式会社リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、結婚前と結婚後にかかった費用の総額は全国平均415万7000円です。 結婚にかかるお金は挙式・披露宴だけではなく、結納や両家顔合わせ、新婚旅行なども含まれます。項目別の全国平均費用は図表1のとおりです。 図表1
株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査2023より筆者作成 結婚費用の中でも大きなシェアを占めているのは、結婚後の挙式・披露宴の平均費用で327万1000円です。金額は挙式の場所や形式、披露宴の招待客の人数によって大きく変化しますが、図表1を見ても、挙式と披露宴に関しては数百万単位でお金が動いているのが分かります。
結婚までにいくら貯めておけば安心なの?
結婚前と結婚後にかかる費用の平均である415万7000円をもとに考えると、2人で200万円ずつ貯金があれば合計400万円になるため安心といえるかもしれません。不足分である15万7000円は、ご祝儀や親からの援助で補える場合があります。 なお、同調査によると、結婚直前の夫婦の貯蓄は平均317万2000円となっています。
結婚するのにお金が足りない! どう対応する?
結婚のときに貯金が少なくお金が足りない場合は、どのように補えばよいのでしょうか。 ■両親や親戚から援助を受ける 結婚資金が足りないときは、お互いの両親や親戚から援助を受けて不足分を補うのも選択肢の1つです。株式会社リクルートのブライダル総研の調査によると、親や親族から援助を受けた人は全国の78.7%です。 援助の有無は各家庭によって異なりますが、受け取れる場合は計画を立てて有意義に使いましょう。 ■ご祝儀で補う 親や親戚からの援助以外に、挙式・披露宴のゲストからいただくご祝儀で補う方法もあります。お互いのゲストからどれくらいいただけそうかを計算し、自己負担額を把握しておきましょう。