通勤で毎日「片道10km」運転します。「カローラ」のハイブリッド車を検討していますが、何年乗ればガソリン車との“車両価格差”を、燃費の良さで取り戻せますか?
何年乗れば燃費で車両価格差をカバーできるか
ハイブリッド車とガソリン車との車両本体価格の差である39万円を今回の前提で燃費の差で取り戻そうとすると、計算上では25年とちょっとかかります。 1台の車を25年乗り続けることは一般的にはあまりないため、車両本体価格の差を燃費だけで取り戻すのは難しいかもしれません。 とはいえ、状況が変われば燃費だけで取り戻せる可能性もあります。例えば、今回は1日の走行距離が20キロメートルで計算しましたが、100キロメートルであれば、取り戻せる期間は5分の1の約5年になります。
燃費だけではないハイブリッド車のメリット
1日の走行距離が20キロメートル程度では、ハイブリッド車とガソリン車の車両本体価格の差を燃費だけで取り戻すことは難しいかもしれませんが、ハイブリッド車には燃費以外にもメリットがあります。 例えば、ハイブリッド車の場合は減税や補助金などの優遇措置が豊富です。トヨタの見積もりシミュレーションにおいても、カローラXの車両本体価格とは別の税金・諸費用については、ガソリン車が19万3300円なのに対し、ハイブリッド車は10万9000円です。ハイブリッド車にすることで、燃費以外でも、支出を減らせる可能性は十分あるでしょう。 また、ハイブリッド車はガソリン車よりも走行音が静かな点もメリットです。住宅街や早朝・深夜の走行でも安心して利用できるでしょう。
まとめ
カローラXの場合、毎日片道10キロメートルの通勤のみの使用では、ハイブリッド車の車両本体価格の差を取り戻すのは25年程度かかってしまいます。 しかし、通勤距離がもっと長い場合や、優遇措置などを考慮すると、回収年月は縮まります。気になる人は本記事を参考に、どれくらいで車両本体価格の差を取り戻せるのか計算してみてください。 出典 トヨタ自動車株式会社 トヨタ カローラ 価格・グレード 経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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