名古屋テレビ塔など「青」に輝く ── 青色LEDにちなみノーベル物理学賞受賞を祝福
日本時間11日未明に、ノーベル賞授賞式がスウェーデンで開かれる。愛知県名古屋市内ではこれに合わせ、同市にある「名古屋テレビ塔」と、公園などの公共施設と商業施設との複合施設「オアシス21」で、ブルーのライトアップを1日限定で実施。青色発光ダイオード(LED)の開発で、2014年のノーベル物理学賞に選ばれた日本の受賞者3人を祝福する。
Wライトアップでノーベル賞受賞を祝福
名古屋テレビ塔とオアシス21は10日午後4時半ごろ、ほぼ同じタイミングで青色に点灯。同市のランドマークが同じ青色に輝く光景に、足を止めてライトアップを眺める通行人が多く見られた。 テレビ塔の広報担当者によると「(青色LEDにちなんで)ブルーにライトアップするのは、オアシス21と相談して決めた。ノーベル賞の授賞式当日に、2か所同時にライトアップすることで祝福ムードが伝われば」と説明。青色ライトアップ実施の発表後はマスコミからの問い合わせも多く寄せられたらしく、「地元の注目度はかなり高いのでは?」と反響の程を予想した。
「青色LED発祥の地」をアピール、11日午前4時まで
ノーベル物理学賞を受賞した3人のうち、2人が名古屋の大学教授であることから名古屋市は「青色LED発祥の地」を掲げている。今回の青色ライトアップも、「青色LED発祥の地」としての名古屋市をアピールする一環とのことだ。 名古屋テレビ塔周辺では現在、約9万球のLED電球を使用した「NAGOYAアカリナイト2014」が開催されている。先月14日に行われた同イベントの点灯式では、青色LED開発者のひとりである天野浩教授(名古屋大学)がスペシャルゲストとして出席。点灯したイルミネーションを見て「ものすごくキレイですね」などとコメントし、自身が開発した青色LEDが活用されている様子に喜びを表した。 テレビ塔、オアシス21の「青色」ライトアップは、11日午前4時まで実施。 (編集プロダクション エディマート)