大賞は「パラダイム♦♦♦」だったけれど。「クラブ・オブ・ザ・イヤー」の選考者たちがそれぞれ選んだ、2023年注目ドライバーはどれ?
毎年発表している「クラブ・オブ・ザ・イヤー」。その選考に携わった10人のギア賢者たちは今年のドライバーをどう評価したのか。惜しくも受賞を逃したもののギア賢者たちの注目を集めたクラブを紹介!
大賞を受賞した「パラダイム♦♦♦」に次ぐ注目クラブは「G430MAX」!
●勝又崇之プロ「G430の打感に病みつき」 ・ピンゴルフ「G430 MAX」 ヘッド自体の安定感が抜群で、ミスショットをしても余計なスピンが入らずバラつかない。個人的に最も良かったのは打感。歴代ピンにはない、軟らかくも弾きの良い打感は病みつき! ・ダンロップ「スリクソンZX5 MkⅡ」 フルチタンになり、心地よい打球音と速いボール初速が印象的。従来のものとは違い、シャローバックになったことでフェースが若干オープンに見えるのも特徴的。とにかくボール初速が速い! ・キャロウェイ「パラダイム ♦♦♦」 HSが45m/s以上あれば、このクラブの潜在能力を引き出せそう。合うシャフトも見つかると最大飛距離も目指せます。小ぶりで操作性も高く、プロが使うためのドライバーという印象。
●堀越良和プロ「パラダイム♦♦♦はピンとテーラーのいいとこどり」 ・ピンゴルフ「G430 MAX」 発売周期を決めておらず、いいものができたら発売するというだけあって完成度が高い。オフセンターヒットの強さと飛距離のバランスが素晴らしい。種類が多く、レベルに合ったものを選べるのも良い。 ・テーラーメイド「ステルス2 プラス」 前作に比べて初速が上がり、球の高さも出るようになったことで飛距離が伸びるようになった。「プラス」は重心位置を変えて弾道の高さを調節できる点を大きく評価しています。 ・キャロウェイ「パラダイム♦♦♦」 全周をカーボンにすることで余剰重量を作り、球は上がるし初速もでる。ピンの寛容性とテーラーの初速のいいとこどり。「♦♦♦」はシリーズの中でもプロらしいクラブと言えるでしょう。
●山崎康寛氏(クラフトマン)「G430の直進性は抜群」 ・ピンゴルフ「G430 MAX」 ミスヒットに強く、直進性が群を抜いている。スピンが減りすぎないため球が捕まり、高さも程よい。純正シャフトの種類も豊富で使い手を選ばないクラブ。 ・ピンゴルフ「G430 LST」 「G430 MAX」同様、少し球の高さと捕まりを抑えられていてコントロールもできる仕様。他メーカーは真似できないと思う。カスタムオーダーが充実しているのも評価できるポイント。 ・ダンロップ「スリクソンZX5 MkⅡ」 逃げ顔なのに捕まってやさしい。初速もでやすく飛距離も出る。多くのメーカーが複合ヘッドを出してきている中、フルチタンの良さを確認できた。
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