ザ・シックスキングススラム

(左から)ラファエル・ナダルとカルロス・アルカラス[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのエキシビションマッチ ザ・シックスキングススラム（サウジアラビア/リヤド、室内ハード）は17日、準決勝が行われ、世界ランク2位のC・アルカラス（スペイン）が元世界ランク1位のR・ナダル（スペイン）を6-3, 6-3のストレートで破り、決勝進出を果たした。 【動画】ナダルの引退報告「終止符を打つ」 ザ・シックスキングススラムは世界ランク1位のJ・シナー（イタリア）、同2位のアルカラス、同4位のN・ジョコビッチ（セルビア）、同5位のD・メドベージェフ、同14位のH・ルーネ（デンマーク）、そして元世界ランク1位で今シーズンでの現役引退を表明しているナダルの6名が出場するエキシビションマッチ。期間は16日から19日までを予定しており、16日にトーナメント1回戦、17日に準決勝、19日に決勝と3位決定戦が行われる。 16日の1回戦でルーネを下していたアルカラスは準決勝でシードされていたナダルと激突。アルカラスは第1ゲームでブレークに成功すると、そのリードを守り切り先行した。第2セット、第4ゲームで強烈なバックハンドウィナーを決め先にブレークしたアルカラスは最後までナダルに挽回を許すことなく快勝した。 試合後、両者は笑顔で抱擁。スペインが生んだレジェンドと新世代のスターがシングルスの試合を行うのは、現役中ではおそらく最後となった。 アルカラスは決勝でシナーと対戦する。シナーは準決勝でジョコビッチを6-2, 6-7 (0-7), 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。 決勝戦の勝者は600万ドル（約8億9,600万円）の優勝賞金を手にすることができる。これは四大大会シングルスの優勝賞金の約1.5倍から2倍に迫る賞金額となる。公式戦とエキシビションマッチを含めても史上最高金額となる優勝賞金を得るのはどちらか？決勝戦は現地19日に行われる。