【ONE FF】SBの笠原友希が鮮やかな初回KO勝ちでボーナスもゲット
ONE FridayFights 59 2024年4月19日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム 【写真】ロープを背負わせてのラッシュで仕留めた笠原 ▼第4試合 キャッチウェイト(-59.87kg契約)ムエタイ 3分3R ×ペットシーモック・PKセンチャイムエタイジム(タイ/タイCH3チャンピオントーナメント126p王者) KO 1R 1分25秒 ※右フック 〇笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者) 笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。 2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪った。9月にRISEの常陸飛雄馬に敗れて連勝が「7」でストップしたが、その後は再び6連勝。前戦はソン・ジェミンにTKO勝ち。また、これまでタイ人選手とは5度戦って全勝している。戦績は28勝(13KO)3敗のサウスポー。 対戦相手はタイCH3チャンピオントーナメント126p王者ペットシーモック。ONEにはこれが初参戦となる。 1R、笠原は前蹴りで突き放すがペットシーモックは右ストレートを伸ばして来る。それに笠原は右ハイを蹴り返し、打ち合いとなるが笠原は一度離れる。笠原は三日月気味の前蹴りを突き刺し、続いて左ヒザも突き上げる。ペットシーモックの右ストレートをかわそうとした笠原の伸ばした右手がアイポークとなり一時中断。再開後、ペットシーモックが連打で前へ出る。そこへ笠原が左ストレートのカウンターを併せてダウンを奪う。 立ち上がったペットシーモックに笠原は飛びヒザ蹴り。さらに左右ボディの連打からの左ストレート、右フックでダウンを追加。仰向けに倒れたペットシーモックを見てレフェリーがストップ。笠原がONEデビュー戦を鮮やかなKO勝ちで飾った。 「凄い幸せです」と勝利者インタビューに答えた笠原はタイ語でも場内へアピール(母がタイ出身)。「KO出来て凄く嬉しい気持ちと、相手も気持ちのいい選手で、指が目に入ってしまって申し訳なかったんですけれど強い気持ちで来てくれて勝てたので凄く嬉しいです」とインタビューに答えると、35万バーツのボーナスが贈られた。 「めちゃめちゃ嬉しくて今日勝つために、KOをみんなに見せるために頑張ってきたので嬉しいです」と笠原は笑顔で歓声に応えた。
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