ホットカーペットは電気代が高いイメージです。こたつに変えたほうがいいですか?
ホットカーペットは、電気代が高そうというイメージがある一方で、こたつは経済的な暖房器具だという印象を持つ人が多いようです。 ▼「オイルヒーター」は暖かいけど、電気代が大変なことに! 1ヶ月でいくらかかるの? 実際はどちらが経済的なのでしょうか。そこで本記事では、ホットカーペットとこたつの実際の電気代を比較してみました。 また、それぞれのメリットとデメリットや効果的な節電方法も紹介していきます。
実際はどちらが経済的? 電気代を比較してみた
電気代の計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で求められます。(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している、電力料金目安単価の31円/kWh(税込)を使用します。 ■ホットカーペットの場合 計算に使う製品の消費電力は弱(120W)・中(185W)・強(255W)で、1日8時間使用するとします。 電気代は、弱が「0.12kW×8h×31円/kWh=29.76円」、中は「0.185kW×8h×31円/kWh=45.88円」、強は「0.255kW×8h×31円/kWh=63.24円」となります。これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合は、弱が892.8円、中は1376.4円、強は1897.2円となります。 ■こたつの場合 こたつの場合、主にヒーターには3種類(石英管、ハロゲン、カーボン)ありますが、消費電力は変わりません。今回は、弱が70Wと強が180Wとします。1日8時間使用するとして計算すると、弱では「0.07kW×8h×31円/kWh=17.36円」、強「0.18kW×8h×31円/kWh=44.64円」です。 これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合、弱は520.8円、強は1339.2円となります。 以上から、こたつはホットカーペットよりも電気代が安い傾向です。しかし、暖められる範囲については、ホットカーペットのほうが広いといわれています。そのため、ホットカーペットとこたつのどちらを使うかは、使用環境やニーズに応じて選択するのがよいでしょう。