社会人女子硬式野球チーム設立へ企業と連携協定、広島県三次市 選手の雇用も見込む
広島県三次市は25日、同市を拠点とする社会人女子硬式野球チームの設立に向け、自動車や産業機械の部品製造会社で、同県安芸高田市に工場があるスターライト工業(大阪市)と連携協定を締結した。来春のチーム発足に向け協力して準備を進める。 【写真】2023年に三次であった女子野球W杯 協定は、三次拠点のチーム設立・運営や、女子野球を通じた女性活躍の推進、地域活性化で相互に協力する。同社の西郷隆志社長がこの日、市役所を訪れて福岡誠志市長と協定書を交わした。 市と同社によると、チーム所属選手の半数程度を同社が雇用する見込みで、詳細は今後詰める。マツダの自動車部品などを製造する同社広島工場(安芸高田市吉田町)での勤務を想定する。 女子野球タウンに認定され地元でのチーム設立を描く市と、県内での地域貢献の拡大を考えていた同社の思いが一致したという。西郷社長は「長年お世話になってきた広島の発展や課題解決に協力していきたい」と強調。福岡市長は「さまざまなアイデアや提案をいただきながら、女子野球を通じた共創のまちづくりを進めたい」と話していた。
中国新聞