ゼブラやマリポーサを含む運命の四王子を忠実再現したフィギュア・theCURATIONSシリーズ 運命の四王子(C)ゆでたまご・東映アニメーション

※本記事にはコミックス未収録のストーリーが含まれています。コミックス派の方はご注意ください。 【写真】「ラーメンにして食べた！」「頭が串刺しに！」…昭和アニメ『キン肉マン』トラウマシーンの数々 1979年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載が開始され、今では同じく集英社の「週刊プレイボーイ」と「週プレNEWS」にて引き続き連載が続いている漫画『キン肉マン』（作：ゆでたまご）。同作の生誕45周年を記念して開催された「キン肉マン 超人総選挙2024」の結果が、7月に発表される予定です。今回の総選挙の見どころは、前回の総選挙から約2年半が経過しており、その間のストーリー展開の影響から、意外な超人が人気上位に食い込んでくる「番狂わせ」だと多くのファンが予想しています。 ■ジェロニモ なかでも、今回の総選挙で大きくランクアップすることが期待されている代表的な超人といえば、ジェロニモの名前があがるでしょう。もとは超人に憧れる人間でしたが、超人の神に与えられた試練を突破して超人へと転生した異色の超人ジェロニモ。彼の過去の選挙結果は、2013年に開催された第1回の20位が最高で、その後はほとんど30位以下の成績でした。 そんなジェロニモが注目されたのが、コミック77巻「一世一代のおたけび!!の巻」から始まる超神のジ・エクスキューショナーとの戦いです。試合開始当初、ジェロニモは喉を切られ、得意の「アパッチのおたけび」も封じられて大苦戦します。 それでも諦めずに戦い続けたジェロニモは、新必殺技「ニュー・マシンガンズ カウベルスタンピート」によってジ・エクスキューショナーを撃破。その後、ジ・エクスキューショナーは、自身がジェロニモを超人にした神だと告白する展開に、SNS上では「過去の教えを守って新必殺技を放ったジェロニモに感動」「この一戦でジェロニモが重要キャラに格上げされた」など読者からの感動の声があがるほど話題となりました。 ■キン肉マンゼブラ また、2017年に開催された第2回で獲得した24位が最高であるキン肉マンゼブラも、今回上位に入ることが期待される超人です。ゼブラはコミックス66巻「技巧の末に…!!の巻」で、オメガ・ケンタウリの六鎗客のひとりマリキータマンの前に敗北します。 しかし彼は時間超人たちとの戦いの際に、一度は敗北したマリキータマンとタッグを組んでバトルに臨みます。当初は初めて組むコンビということでちぐはぐする場面もありましたが、最終的には息の合った技を繰り出して見事に勝利。かつての対戦相手と友情を深め、強敵を倒すという『キン肉マン』らしい展開を見せます。 ■キン肉マン マリポーサ その他、今回上位に入ると予想される超人は、2019年の第4回で18位、2021年の第5回で28位だったキン肉マン マリポーサです。マリポーサはゼブラと一緒に時間超人との戦いに現れます。ゼブラの見事な勝利を見届けた後、マリポーサは時間超人のなかでも選りすぐりの存在である五大刻（ごたいこく）のひとり・パピヨンマンと戦います。ちなみに、この2人の名前はいずれも蝶が由来となっています（スペイン語：マリポーサ、フランス語：パピヨン）。 パピヨンマンは流石は五大刻だと言えるほどの実力の持ち主。圧倒的な彼の力の前に、マリポーサは一度は袂を分かった飛翔の神の力を借りたり、自身の体内で火を発火させたりするなど、あらゆる手を使って勝利を掴もうとします。それでも勝利の女神は彼に微笑まず、パピヨンマンの前に敗北。ただこの高い振りは多くのファンの心を動かしたことでしょう。 　　　◇　　　◇ 「キン肉マン超人総選挙2024」で上記の3超人が何位にランクインするでしょうか。今から発表が楽しみです。 （海川 まこと／漫画収集家）