【BMW 1シリーズ 新型】色々なボディカラーで楽しんで
そしてケビン氏は、「カメラやセンサーなどを使ったこれら運転支援技術の進化は、日常生活において皆が使いたいというテクノロジーなので車格での優劣をつけない。どのお客様に対してもBMWブランドの安全で快適さを提供すべく1シリーズにも搭載した」。これが大きなハイライトだとコメントした。
また、「BMW初のサブスクリプションサービスであるBMWデジタルプレミアムを契約すると、オンラインマップで常に最新の地図データが利用できるほか、動画や音楽、ゲームなど様々なコンテンツが通信料無料で楽しめるサードパーティーアプリストアも利用できる」とのこと。これは、「BMW OS9になったことでサブスクリプションのプログラムが使えるようになったから」とケビン氏。そのアプリは、BMW AG側で用意したもの以外に、「日本で馴染みのあるU-NEXTや、今後は動画や音楽サービスのプロバイダーと個別で日本として交渉し、順次導入していく予定。こういったアプリを使ったクルマの体験も、ポイントとして触れておきたい」と語る。
◆130以上のボディカラーがある
もうひとつ、新型1シリーズでは大きな特徴がある。それは内外装の多彩なカラーバリエーションだ。
グレードは120、120M Sport、M135 xDriveの3つだが、ボディカラーは全12色、BMWインディビジュアルペイントプログラムを利用すると130色以上になるほか、インテリアはクロスシート、リサイクル材を使用したエコニア、Mスポーツの定番ともいえるアルカンタラ、そしてビーガンレザーのヴェガンザなどオプションを含め6仕様も用意され、さらにM135xDrive専用でも2種類がラインナップ。そのほかホイールは計5種類あり、ケビン氏は、「それぞれのお客様にとってベストな組み合わせを楽しんでもらいたい」と述べる。
「近年、同クラスの輸入車では、台数とのバランスを考えとカラーや仕様等が絞り気味の傾向にある。しかし、お客様の個性を出してもらいたい、楽しんでもらいたい。BMWは単純に移動するクルマではなく、駆け抜ける歓びを通して、毎日を楽しんでもらうというのがコンセプト。走りももちろん大事だが、それ以外の部分もニーズは少ないかもしれないが、絶対にある。そこで今回は、BMW AGが用意しているほとんど全てのカラーとインテリアを日本に導入した」と話し、市場の多様性にも対応していることを説明。
そして、「いろんな色の1シリーズが走ってくれると嬉しい」と語った。
レスポンス 内田俊一