「ファンクラブは解散したの?」「リポーターはやらないの?」 引退後のイ・ボミに気になること全部聞いた【独占インタビュー】
協会の仕事「まったく考えたことがない(笑)」
――コースセッティングには興味はありませんか? ボミ すごく興味があります。一度、やってみたい気持ちはあります。芝の状態やグリーンスピードをみながらピン位置を決めていくわけですが、最後はグリーンキーパーさんとの戦いになるとも聞きます。自分が描いたコースセッティングを選手たちがどう攻略していくのかは、考えるだけでも面白いですよね。機会があれば、ぜひチャレンジしてみたいです。 ――日本や韓国でのゴルフ界への貢献については何か考えていることがありますか? 例えば協会の仕事をしてみたい、とか? ボミ 協会の仕事についてはまったく考えたことはありません(笑)。私ができることは少ないですし、そもそも実情をもっと知って、勉強する必要がありますよね。簡単にできる仕事ではないですよ。責任感、営業力も必要でしょうし、選手に対する愛情もないといけない。想像以上にエネルギーを使う仕事だと思います。大きな責任感から逃れたかったので、私は今の生活で十分です(笑)。ただ、有村智恵さんや宮里藍さん、原江里菜さんなど、ツアーで共に戦った同世代の選手たちがいつかそうした立場になったとき、外国人の私でも日本ゴルフ界のために力になれることがあればいいなと思っています。 ――日本ツアーは韓国でも放送されているそうですが、結果は見たりしていますか? ボミ 中継はじっくり見ることはないのですが、いろんな選手の情報はインスタグラムなどのSNSで伝わってきます。私がよく知る(竹田)麗央ちゃんが優勝しましたよね! 優勝シーンも見ていたので、日本ツアーは今も関心を持って見ています。新たな強い優勝者が次々と出てきて、見ているファンは楽しいでしょうね。
今年11月の韓国ツアーに出場予定
――ちなみにファンクラブは完全に解散したのでしょうか? ボミ 私が試合に出ないので活動自体はなくなりましたが、日本の仕事でイベント会場にファンの方が来てくれたり、韓国のファンクラブの方たちとは今もお会いする機会もあるので、そこまで寂しいという思いはありません。