<上白石萌音>東映京都撮影所は「ふるさとのような場所」 1歳のときにあった“霊験” 「霊験お初~震える岩~」インタビュー
「本読みのときから、しゃべれるな~って感じがしました(笑い)。私のすごく尊敬している先輩が京本さんと仲が良かったり、お互い舞台が大好きという共通点があったりしたので、早い段階からたくさんお話をさせていただいて。バディーとしての呼吸を作るのに苦労はなかったので、京本さんには本当に感謝しています!」
◇リフレッシュ方法は夜中のお寺を散歩!?
演じるお初は、霊験に目覚めた少女。自身も、なにか不思議な経験をしたことがあるか尋ねると「私はまったく記憶にないのですが、1歳のときに、母のぺちゃんこのおなかを指さして『ここに女の子がいる』と。検査をしたら、本当に妊娠していたそうです……! でも、それ以来一切そういう体験はなく。1歳で霊験を使い果たしてしまいました」と笑う。
ただ“見えないからこそ”、仕事のリフレッシュができているとも。
「リフレッシュ方法は散歩なのですが、霊感がまったくないので、夜中のお寺とかに行けるんです(笑い)。人に言うと信じられない!って驚かれるのですが、夜の静かなお寺の雰囲気がとても落ち着くので、特に信仰があるわけではないのですが散歩によく行っています」
だが「怖いものは苦手」。「ホラー作品に出演させていただいているのですが……ホラーを見ることは得意ではなくて……」と苦笑い。
「撮影も本当に怖くて。お初が“人ならざる者”に囲まれるシーンがあるのですが、撮影と分かっていても、全身黒い格好の役者さんたちに囲まれたときは、めちゃくちゃ怖かったです。東映京都撮影所に古くから受け継がれている“技”といいますか、メークにもその技術が詰まっているな、と改めて実感しました」
東映京都撮影所は、2021年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」をはじめ、これまでも何度も撮影で訪れている場所。「本当に大好きで、もはや“ふるさと”のように思っています」とにっこり。