愛称は“沖縄のお尻先生” 32歳・2児の母が日本2位 「自分をさらけ出せるようになった」
女性が体型のコンプレックスを挙げるときに上位にくる“お尻”。ベストボディ・ジャパン日本大会で2021年に準グランプリを獲得している那須幸乃(なす・ゆきの/32)さんもかつてはその一人だった。しかし、トレーニングでその悩みを克服し、今では“沖縄のお尻先生”と呼ばれるほどになった。努力すれば身体は変わる、そんなメッセージを記事を通して伝えてくれた。 【写真】“沖縄のお尻先生”の美しいバックポーズ
5歳の娘と7歳の息子を持つ2児の母である那須さんが、ボディメイクを始めたのは今から7年ほど前のことだった。 「産後の体型崩れがきっかけでパーソナルトレーニングジムに通い始めました。ただ細くてメリハリのない身体が元からコンプレックスだったので、メリハリボディを目指してトレーニングをすることにしました。特にお尻は脂肪が少なくて小さく、ぺちゃんこだったので、改善したくて頑張りました」 徐々にメリハリを付けていくとともに、那須さんの意識は健康美を競う『ベストボディ・ジャパン』に向かっていく。 「3年前にベストボディ・ジャパン公認講師の方に大会出場を勧めていただき、コンテストに向けて本格的なトレーニングをスタートさせました」 スタートして程なく、2021年の那覇大会でいきなりの準グランプリ。さらに日本大会でも準グランプリと躍進を遂げた。 「最初はこんな身体でコンテスト出場していいのかな、私なんかが出ていいのかなという葛藤が強かったのですが、いざステージに立つと楽しくて、さらに評価も付いてきたことで自分に自信を持つことができました」 そのころからネガティブな言葉は自然と発しなくなり、家庭でも仕事でもいい方向に事が運んできたという。 「マイナス思考だったのですが、何事もプラスに捉えることができるようになり、自分をさらけ出せるようになりました。私の性格が前向きになった影響なのか、やはり子どもたちもマイナスなことを言わなくなりましたし、仕事面でも以前より前向きに働くことができています」 コンプレックスだったお尻はいつしか自慢の部位に変わり、地元では“沖縄のお尻先生”の愛称で親しまれている。 「お尻を鍛えるようになって確実に変わっています。今では良い感じに筋肉もついてプリプリです」 身体の変化に喜ぶ那須さんは、それ以上に筋トレ・ボディコンテストを通じて得たことの重要性を改めて伝えたいという。 「自分の人生を楽しむということを忘れないでほしいです。自分のために何かを変えることや変わりたいと思うことはとても重要なことだと思います」
取材:FITNESSLOVE編集部