政策活動費は「ある程度は必要」 自民“ヒゲの隊長”が語る議員外交費 政治不信はどう払拭?
■信頼回復の糸口は“透明化” スウェーデンの場合は…
安野氏 「私はこうしたお金の問題を解決するのは、意外と簡単なのではないかと思っています。表に出せない議員外交の部分はさておき、例えばクレジットカードや銀行口座とAPIをつなげて、リアルタイムにどこに何を使ったか、どういう入金が誰からあったのか、そういうものを公開していけば、自由に使えるお金の余地というのは減ると思います」 「既にスウェーデンとかでは行われていて、(こういう過程を)透明にしていくことで、信頼を回復していくという道があるんじゃないかと思いますが、いかがでしょう」 佐藤議員 「一つの意見としてあると思います。通常国会でも、この政治資金規正法の改正が審議されます。今回の選挙戦を経て、いろんな意見を出るので、それを持ち寄って議論することになると思います」 森アナウンサー 「今回、野党の公約でその政治資金活動費について廃止を求めるという公約もかなり出している中で、国民が果たしてそこに対してどうジャッジをするのかが、今回はかなり明確に数字が出てくるのかもしれないなと思います」
■自民党が掲げる「ルールを守る政治」 “守られていない”との声も…
森アナウンサー 「ブロードリスニングを見ても、“多くの違法行為を行った議員が公認されていることに不満を感じている”“石破自民党が掲げるルールを守る政治。解散前の予算委員会の開催の約束、つまり議論を尽くしてから解散をするというふうに言っていましたけれども、それが守られていない”というような声もありますよね」 佐藤議員 「それは解散を決めた石破さんに責任が来ると思います」 森アナウンサー 「(佐藤さんから見て)石破さんはこうした約束や主張を転換するということはよくあることなのですか?」 佐藤議員 「やはり総裁選挙の前と、総理になってからはちょっと変わっています。過去を(石破氏が)防衛大臣のときの中には批判的なことを言う方もいたのは事実です。しかし石破さんが今回、どういう理由で決心を変えたのかというのは代表質問に答えていましたけれども、かなり主張が強かったですよね」 「総理になると、やはり現実問題としてかなり違った部分が生じる。そこで批判されているのだと思います。私は総選挙が終わって、これから次の特別国会の予算委員会からが多分本番で、そこからかなり石破カラーが出てくるのではないかと思います。逆に出さないと石破さんのやっぱり何のために総理になったのという部分も問われると思います」