明日は冬型緩む 積雪・路面凍結 除雪作業中の事故注意 来週はかなりの高温か
土曜は寒さ和らぐ 日曜は雨の所も
27日(土)はさらに、冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪のエリアは更に狭くなるでしょう。28日(日)から29日(月)にかけては、弱いながら冬型の気圧配置となるため、日本海側では雨や雪が降りそうです。北陸では雪ではなく雨が降る見込みで、雪解けが進んだり、再び冷え込みで凍結したりと、路面の状況が悪化することが考えられます。地震の被災地で屋外の復旧作業をされる際には、十分ご注意ください。 また、日本海側も気温が平年に比べて高めで推移するため、積雪の多い所では雪解けが進むでしょう。
広く「高温に関する早期天候情報」が発表
明日26日(金)はまだ「寒気」が優勢で空気が冷たいですが、来週中頃から季節外れの「暖気」が流れ込むでしょう。 今日25日(木)、東北、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国地方、四国、九州北部、九州南部、沖縄・奄美地方に「高温に関する早期天候情報」※が発表されました。 東海から西では1月31日(水)頃から、関東甲信は2月1(木)日頃から、北陸や東北は2月3日(土)頃から、気温が平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。積雪の多い所では、一気に雪解けが進む恐れがあります。雪崩や屋根からの落雪に十分ご注意ください。 また、高温に弱い農作物の管理などには注意が必要です。 スギ花粉の飛散開始も迫ってきましたので、花粉の症状がひどい方は早めの対策を行ってください。 ※「早期天候情報」とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、情報を発表します。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子