【MAZZELインタビュー】飛躍の2024年を振り返り。ステージでも舞台裏でも涙の事件が。実感した成長と絆
――地方公演のオフタイムはどんな過ごし方をしていましたか? SEITO:ライブが終わったら全員で遊びに行くことが多くて、例えば北海道ではジンギスカンを食べてからボーリングをしました。4対4に分かれて負けたチームが勝ったチームに食事をご馳走することにして、その約束を実行するためにそのままご飯屋さんに直行しました。お腹が空いてるわけじゃないのに(笑)。 TAKUTO:僕は負けたからSEITOの分を支払ったのですが、空腹じゃなかったからか、あんまり喜んでなかった気がします(笑)。 ――音楽以外でもメンバー同士で競い合っているんですね。他にもMAZZELの打ち上げで起きがちな“あるある”はありますか? NAOYA:ライブを見にきてくれたメンバーの親が打ち上げに参加することがあるので、アットホームな時間になりがちですね。それから地方公演ではRANがご飯を食べるお店を探して予約する役割を担いがちです。 HAYATO:そうそう、RAN兄は地元でもないのに熱心に調べて予約してくれます。ご飯の味にうるさい人じゃないけど、なぜか頼まれがちですね。 KAIRYU:頼んで欲しそうな顔をしているから頼んであげているだけです。そして打率がいいので今後も頼んであげようと思っています。 RAN:もう少し素直に感謝してくれてもいいよ(笑)。 RAN 2002年8月23日生まれ。熊本県出身。身体を弾くようなポップダンスのスペシャリストで、「THE FIRST」では最終審査まで進む。その挫折を乗り越えオーディン「MISSIONx2」では次々と自分の殻を破る成長を見せ、歌唱力も急成長。ファンの期待を上回るストーリーを紡いできた存在。物静かな性格や落ち着いた雰囲気ながら、情熱は人一倍。 ――12月18日には全国ツアーの公演を収録した映像作品『MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE”』がリリースされます。今作の見どころを教えてください。 RAN:東京ガーデンシアターで行われたライブが収録されているのですが、全19曲で、ここまでたくさんの楽曲を披露したのは初めてだったので、僕たちの音楽性や表現力が全部詰まっている作品です。 RYUKI:つまり見どころは全部ですね(笑)。僕たちは歌でもダンスでもラップでも全力パフォーマンスを心がけているし、MCではそれぞれが自由に振る舞って楽しんでいるし。全瞬間から前向きなエネルギーを受け取っていただけたら嬉しいです。 EIKI:個人的には『ICE feat. REIKO』をREIKOと一緒に9人で披露できたことが印象に残っています。やっぱりREIKOが登場した瞬間の歓声はすごかったし、少しの時間でも“あったかもしれない世界線”を実現できたことが僕たちも嬉しくて。オーディション番組『THE FIRST』からみてくださっている方々には特に響くパフォーマンスになったと思います。もちろんRANにとっても感動的な瞬間だったはず。 ――本当にたくさんのBMSGファンがトレーニーとして切磋琢磨してきた“ランレイ”のストーリーを見守ってきたと思います。RANさんは自分たちのライブで盟友と共演してどんな気持ちになりましたか? RAN:やっぱりあの瞬間は今回のツアーの節目だったし、メンバー全員が気合いを入れて挑んでいました。僕としては、MAZZELになった僕とソロアーティストとしてデビューしたREIKOが一緒のステージに立つことで、ずっと続いていたストーリーがようやく一区切りした実感がありました。ライブ全体を振り返っても、歌やダンスやもちろん、ステージ上の演出や衣装、トークコーナーでのアドリブも含めて、今のMAZZELの最大限を見せることができたと思っています。まだまだ発展途上のグループですが、今回の映像は時間が経っても自信を持って見返すことができるんじゃないかな。 RYUKI:つまり永久保存版です(笑)。 ――『Vivid』、『Carnival』、『Parade』、『MAZQUERADE』と、これまでリリースされたCDのタイトルの通り、情熱的で高揚感に満ちた音楽がMAZZELの持ち味。今後、夢のドーム公演が実現したらどんな演出をしてみたいですか? HAYATO:僕はファンタジックな世界観が好きなので、広い空間を生かして、それこそMARVELさんのヒーローみたいに空を飛んでみたいです! TAKUTO:うんうん、ワイヤーアクションは夢だよね。 KAIRYU:僕はオープニング映像にこだわりたいですね。ちょっとしたストーリー仕立ての映像を流すとか、お客さんのワクワク感に火をつける演出をしてみたいです。 SEITO:うんうん、やっぱりライブはオープニングの瞬間がいちばんアガるからね。ドーム公演ができるならそこはこだわりたいな。 NAOYA:僕はドームに花びらを降らせて、雨に打たれて、花びらと雨でびちょびちょになりながらバラードを歌いたいです! 全員:…………。 NAOYA:ちょっと、なおの意見にも賛同してよ! KAIRYU:なんか大変そうなので、ぜひ一人でやってください。 NAOYA:一人で雨に打たれたら悲壮感しか出ないのよ(笑)。 TAKUTO:それぞれこだわりが強いので、どんなライブになるか想像できないですね。アリーナだけじゃなくてドームにも「立つべくして立った」と思えるように、これからも真摯に音楽と向き合っていきたいと思います。
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