北陸の冬 ヒートショック・急増するインフルに注意 湿度の適正管理で暖房費節約も
エアコンの暖房使用時 適正湿度にして喉にもお財布にもやさしく
人間が快適さを感じる環境は、気温と湿度のバランスで決まってきます。冬季の北陸においても、エアコンで暖房をとる際は、部屋の空気の乾燥が進んでいきます。身体から水分が蒸発・気化熱を奪うと、体温が低下しやすく、「乾燥で寒さを感じやすくなる」こともあるのです。 エアコンの消費電力は設定温度によって大きく変わります。1年で一番寒くなるこの時期は、エアコンの設定温度を上げてしまいがちです。ただ、湿度を適切に保つことで同じ室内温度でも暖かく感じることが出来るようになることがあります。 エアコンの暖房を使用する際は、加湿機能を併用するなど、適正な湿度(50~60%)を保つようにしましょう。設定温度を少しでも下げることが出来れば、喉にも、そして結果的にはお財布にも優しくすることが出来そうです。
日本気象協会 北陸支店 河原 毅