標高2100メートルの白馬鑓温泉でゆったり 好天の北アルプス、雪上は登山者らの列
5日も好天に恵まれた北アルプス。前日までの疲れもあったので標高2100メートルの白馬鑓温泉でのんびりして連休の登山にピリオドを打つことにした。 長野県北安曇郡白馬村の登山口から温泉に至るルートはほとんど雪の上。思い思いのペースで歩く登山者やバックカントリースキーヤーが列をなしていた。 温泉は雪の谷間にぽっかりと浴槽が口を開けており早速裸になって入る。湯温は高めで日焼けした肌にしみるが、ゆったりした気持ちになれた。 【写真】代かき馬の雪形、分かりますか
前日は針ノ木雪渓へ
4日は針ノ木雪渓から蓮華岳へ。針ノ木雪渓から針ノ木峠、蓮華岳に登って南面と北面、標高差1000メートル超の滑走を堪能した。 針ノ木雪渓の下部は右側の稜線から落ちてきた雪崩の跡でかなり荒れていたが上部は例年より歩きやすかった。 山頂からは北アルプス南部の前穂高岳、槍ヶ岳がそびえたつ姿が目に飛び込んできた。さらに剱岳や立山と多くの峰々も視界に入ってきて北アルプスの大きさを実感した。 (メディア局専門委員 中村貴士)