乾杯時の発声は「スコール!」…条例で「推奨」した町、地場産ビールでグラス交わす
群馬県千代田町と町商工会は8日、同町赤岩の町総合保健福祉センターで賀詞交歓会を開き、町に工場があるサントリーのビールなどで新年を祝った。
町は、地元産ビールで地域を盛り上げようと、1日に「町産ビール等による乾杯を推進する条例」を施行。同社がデンマーク由来のビールを造っていた縁で、社内での乾杯時にデンマーク語で乾杯を意味する「スコール」と話すことから、条例でも取り入れることに努めると定めた。
賀詞交歓会には、高橋純一町長や町職員、町内外の企業の幹部ら約150人が出席。宗川正樹副町長に続いて「スコール!」と3回繰り返して発声し、笑顔でグラスを交わした。
同社群馬ビール工場の小銀明工場長は「地元のビールを町に盛り上げてもらい、感謝している。皆さんとスコール、と乾杯できたらうれしい」と話していた。