絵画や工芸 逸品求め入札 岡山で歳末助け合い美術展開幕
国内外の芸術家らの秀作を入札方式で販売する「第77回歳末助け合い美術展」(山陽新聞社会事業団主催)が30日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で開幕した。お気に入りの逸品を求める美術ファンらで初日からにぎわった。11月4日まで。 【動画】逸品が並ぶ会場で品定めする来場者 397人・団体から寄せられた絵画や工芸品、書など約490点を展示。日本芸術院会員の彫刻家蛭田二郎さん=岡山市=の「いつか翔びたい」、2024年度文化功労者に選ばれた漢字書家高木聖雨さん=総社市出身=の書「盛福」、絵巻作家正子公也さん=玉野市出身=の版画「宇喜多秀家」といった作品が並ぶ。 岡山市東区の男性(69)は「さまざまなジャンルの名品を一度に堪能できた。入札した作品が手に入るか、結果が楽しみ」と話した。 午前10時~午後5時半(最終日は同4時まで)。入場無料。落札結果は会期終了後、郵送で通知する。9、10日に山陽新聞社で代金と引き換える。落札後のキャンセルはできない。概要は事業団のホームページで確認できる。