豊富な戦力層でリーグ3連覇を飾った広島。CS突破のカギは打撃陣の状態だ【伊原春樹の「野球の真髄」】
広島をリーグ3連覇に導いた緒方監督。CSファイナルステージまでにチームの調子をどう上げるか/写真=小山真司
最後は若干もたついたが、それでも優勝を決めた9月26日時点で2位・ヤクルトと9.5ゲーム差。広島は球団史上初のリーグ3連覇を圧倒的な力で成し遂げたと言っていいだろう。広島が頂点に立った最大の要因は戦力が豊富だったことに尽きる。143試合を戦う長いシーズンで、主力が離脱して戦力ダウンすることは多々あるだろう。 今年の広島で言えば、まず丸佳浩だ。4月28日の阪神戦(マツダ広島)、飛球に飛び込んで右太ももの筋挫傷を発症。翌日、出場選手登録を抹消され、連続試合出場も700で途切れたが、中心選手がラインアップから消える危機に代わって躍動したのが野間峻祥だった。 それまでは代走、守備固めが主な役割だったが、追い込まれ・・・
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週刊ベースボール