<杉野遥亮>「マーベリックスに勝ってほしい!」 NBA優勝争いの行方、好きな選手を熱く語る ファイナル第1戦中継番組の出演を終えて
俳優の杉野遥亮さんが、6月7日にWOWOWで生中継・ライブ配信された米プロバスケットボール「NBA」のファイナル第1戦に、スペシャルゲストとして生出演した。今シーズンのNBAチャンピオンを決める「NBA ファイナル 2024」では、東カンファレンスを制したボストン・セルティックスと西カンファレンス王者のダラス・マーベリックスが激突。バスケットボール経験があり、学生時代にはNBAを見ていたという杉野さんは、番組出演後のインタビューで試合の感想や好きな選手、ファイナルの優勝予想などを語った。 【写真特集】まるでNBA解説者! WOWOWの生中継番組にSPゲスト出演した杉野遥亮
--WOWOWのNBA中継に初出演された感想をお願いします。
シーズン開幕当初からじっくりと見ていたら、もっと面白くやれたんだろうなと思いました。高校バスケはたまに映像で見ていて、昨年末にもウインターカップを見ました。僕がNBAをよく見ていたのは、セルティックスがポール・ピアース、レイ・アレン、ケビン・ガーネットの“ビッグ3”を擁した時期で、マーベリックスはダーク・ノビツキーが活躍していた時代です。今日の中継でノビツキーが映っていましたが、それを見てどこかうれしい気持ちになり、新たな時代を見せられているような感覚ですごく楽しかったです。
--ファイナル第1戦で印象に残った選手やシーンを教えてください。
セルティックスのクリスタプス・ポルジンギスがすごく光っていたように感じましたが、全体を俯瞰(ふかん)して見ると、セルティックスは誰かが抜きんでているわけではなく、チーム力というか総合力が高いバランスの取れた印象を受けました。マーベリックスのルカ・ドンチッチは独創性のあるプレーで、ワクワクを感じさせてくれる選手ですね。
--ポール・ピアースやダーク・ノビツキーが活躍していた当時と現在のNBAを比べて一番違う点はどんなところでしょうか。
ポイントガードについていうと、自分がバスケをやっていた頃の感覚だと、ドンチッチみたいなプレースタイルを「すごい」という価値観はなかった気がします。ドンチッチは絶対的な自信を持って自由にプレーしているし、自分という人間をコート上で確立しています。現代バスケットボールの「革命家」ですよね。役者も含めてどんな職業でもそうですけど、「個性」は絶対に必要だと思います。彼にはレブロン・ジェームズやコービー・ブライアントみたいな何かを感じますよね。あとはデータなど技術の発達ですかね。そこは昔とは違うと感じました。素早くプレーしなければいけないという固定観念があったけれど、それを捨てて自分のタイミングでプレーしていれば、自分ももう少しはバスケが上達したんじゃないかなと思いました。