輪島を「食」で支援しよう 阪神百貨店でイベント始まる
TVOテレビ大阪
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市。その輪島とつながり、応援できる催しが大阪で始まりました。 ジューシーなとんかつ、きりりと冷えた日本酒。梅田の阪神百貨店では輪島市の食や伝統工芸品を集めたイベントが行なわれています。 ぶあつい能登豚のカツカレーは… 【来店客】「 かつがすごいやわらかくておいしかった、ジューシーで」 ミシュランの星も獲得したシェフの池端さんのレストランは全壊。震災直後は冷蔵庫にあった食材で炊き出しをしたといいます。その縁でつながった地域の料理人などと一緒に再開したばかりの店の味です。 【阪神大震災を経験した来店客】「 ちょっとでもできることがあればいいなと思っていたので、きょうこれがあるので是非と思って来ました」「(遠くにいると)自分事として考えることが難しい。それは当時おんなじことを思っていた。なんかひとつでもできることがあれば」 今回、輪島から出店した8つの店舗はすべて被災しています。 【谷川醸造社長】「 気を張っているから大丈夫だけど気がゆるむとダメな時もある」 失意の中の9か月、被災地から持ち込まれた醤油はあっという間に売り切れました。 【谷川社長】「 あわてて(追加を)送ってくださいと会社のほうに連絡してあります」 会場には輪島塗の漆器も。地震で傷ができていたところに絵を描き、一点ものとして販売しています。 【イベント出展を取りまとめた輪島キリモト桐本代表】「 自分をたきつけるという意味もあったと思います。今の輪島とこれからの(輪島)まだ私たちはやる気があるんだということをぜひ、大阪の人たちにみてほしいし、手に取ってほしいし、食べてほしいと思います」
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