那須塩原市の観光牧場が、秋の行楽シーズンに合わせ４０年ぶりにリニューアルします。本格的なオープンを前に、２３日メディアに公開されました。 施設をリニューアルさせたのは、那須塩原市にある那須千本松牧場です。牛の排泄物から作った堆肥で牧草やコーンなどを有機栽培する循環型の農業に取り組み、環境に配慮した経営を行っています。 施設の老朽化を受けレストランと売店を建て直し、２５日からオープンします。今回のリニューアルでは、より環境に優しい牧場を目指して、屋根に太陽光パネルを設置したほか、敷地内の温泉水を活用した床暖房やベンチが導入されました。また、店の壁には牧草が練りこまれています。 そして、新たな看板メニューも登場します。自社で育て、乳牛として役目を終えた牛を使った焼肉スタイルのハンバーグです。 （中田　宗一郎記者） 「新商品のハンバーグです。自分で好きな大きさにちぎって食べるということで、早速やってみたいと思います」 「程よい焼き加減になってきたところでいただきます。僕はしっかり焼いてから食べる派です。歯ごたえがあり、肉々しいこの厚みがおいしいです」 売店のディスプレイにも伐採木で作った丸太や角材を使いこちらも手作りスイーツなど、新商品が登場します。 ホウライの寺本敏之会長は「循環型酪農でつくった安心で安全で新鮮な乳製品の商品やメニューをたのしんでいただきたい。お客様に満足してもらえる牧場・施設づくりのスタートだと考えている」と話しました。 那須千本松牧場は、２０２５年４月中旬に温泉を活用した新施設を加えてグランドオープンする予定です。