神戸市と給湯器大手のノーリツ、神戸市立工業高等専門学校の3者は、水素100％燃焼の家庭用給湯器を神戸高専内に設置し、11月15日から実証実験を開始しました。

ノーリツが開発した水素100％燃料の家庭用給湯器

神戸高専の保健室に設置されたのはノーリツが開発した水素100％燃料の家庭用給湯器で11月15日から運転の実証実験が始まりました。

神戸高専の保健室に設置

この実験は、神戸市とノーリツ、それに、神戸高専の3者が、2024年6月に締結した連携協定に基づき、水素エネルギーを活用した社会の実現を目指そうと実施されました。

ボンベ1本あたり451リットルのお湯を供給できる見込み

水素燃料給湯器は通常のガス給湯器と同じ程度の供給能力を持ち、ボンベ1本あたり451リットルのお湯を供給できる見込みで、15日は、担当者が水素給湯器の電源を入れ、保健室の水道の蛇口から、お湯が流れ出すことを確認していました。 実験では、今後1年間、水素給湯器をガスから置き換えて日常的に使用し、長期運転による信頼性を評価していくということです。 連携協定では、このほか水素分野の人材育成に関する取り組みも含まれていて、今後、ノーリツと神戸市が神戸高専生を対象に特別講義などを行っていく予定です。