栽培の苦労、地場産の魅力に触れる 長井などで「山形おきたま伝統野菜」の産地見学会
「山形おきたま伝統野菜」の産地見学会が6日、長井市などで開かれた。料理人や食品製造業者ら4人が「花作大根」「紅大豆」の畑を訪ね、収穫体験や試食を通して栽培の苦労や地場産の魅力に触れた。 知名度向上や消費拡大を目的に、県や農業関連団体などでつくる置賜農業振興協議会が実施した。花作大根は生産者の横沢芳一さん(71)=同市花作町=の畑で収穫を行い、小ぶりな見た目やパリッとした食感、強い辛みといった特徴を教わった。 葉が大きくても、根が十分に成長しているとは限らず、「くじ引きみたいなもの」と横沢さん。三奥屋(高畠町)の近聡子常務(45)は「サイズをそろえるのがいかに大変かが分かった」と話した。