大ブレイクの超ときめき宣伝部、夢はドーム公演「壁を乗り越えることでもっと強くなれる」
「最上級にかわいいの!」がTikTok総再生回数12億回を超え、その続編と言える「こんなあたしはいかがですか」も話題になっているアイドルグループ、超ときめき♡宣伝部。2024年1月にリリースした『ときめく恋と青春』に続いて、2024年2枚目のアルバム『ときめきルールブック』(12月4日発売)を完成させた。12月28日には待望の埼玉・さいたまスーパーアリーナでのライブも控える“とき宣”の6人(辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより)に、今回のアルバム、“国民的アイドル”になるために必要なこと、今後の目標などを聞かせてもらった。(超ときめき・宣伝部の「・」は正しくは白抜きハートマーク) 【動画】とき宣ライブ名物“ときめきトレイン”風集合スマイル ■“超とき宣”大ブレイクの2024年、年内2枚目のアルバムをリリース! ――2024年、2枚目のアルバム『ときめきルールブック』が発売されます。1年に2枚のアルバムをリリースするということ自体、すごいことだと思いますが。 坂井仁香:はい。2024年はすごく充実した一年になりました。ライブだと横浜アリーナで初の単独ライブができましたし、横浜BUNTAIでのライブもあって、ツアーでは海外公演を含む全11公演を開催できて、年末にはいよいよさいたまスーパーアリーナでのライブが行われます。一年の間に数年分の活動がギュッと詰め込まれていたんじゃないかなって思うくらい、濃い一年だったので、アルバムも2枚出すことができたのかなって思っています。 ――リード曲の「こんなあたしはいかがですか」も話題になっていますし、いい感じにアルバムにつながってきましたね。 小泉遥香:「こんなあたしはいかがですか」は、令和版「トリセツ」みたいな曲だなって思っていて、私たちとの関係を築くためのルールがたくさん入っていたり、「最上級にかわいいの!」のアンサーソングでもあるので、最上級に可愛くなった女の子の“次の恋愛”も楽しめるような曲になっています。恋と青春をテーマに、本当に豪華な方々に楽曲提供していただいたりして、いい意味で期待を裏切る曲もいっぱいあるんじゃないかなって。自信をもって「この曲もいいよ。あの曲もいいよ」って言えるアルバムになりました。 杏ジュリア:歌い方も曲に合わせて表現を変えていたりするので、すべての曲が全く違う世界観を持っていて、絶対に楽しんでいただけるアルバムになっていると思います。今まで歌ったことのないような系統の曲もあって、ライブでどう盛り上がるのかも未知数で楽しみです。 ■「ときめきルールブック」メンバーのお気に入り収録曲は? ――前作以上にバリエーション豊かな楽曲が入っているアルバムになったと思いますが、聴いていて楽しいですけど、歌ってみると難しい曲も多そうな気がします。 辻野:はい、結構難しい曲が多くてレコーディングでも苦戦しました。 坂井仁香:特に難しかったのは「プリンセスヒーロー」でした。早口だし、元々ボカロ系の曲で「人が歌うように作られたわけじゃない」ってレコーディングの時に言われたんですけど、まさにその通りで、メロディーも難しかったり、低音から超高音まで音域も広いんです。ラストサビの「そのほうがずっと可愛いでしょ?」って部分はとき宣の曲の中で一番高い音らしくて、仮歌を歌われてた方も裏声で歌っていました。でも「地声で歌ってみる?」って言われたのでやってみたら出ちゃって(笑)。「まさか裏声の方を使わないよね」って思っていたんですけど、そのまさかでした。ライブでも地声で歌うために今練習しています。 ――そういう曲によって鍛えられる部分がありそうですよね。 坂井仁香:はい。新しい曲が歌唱力とか表現力を高めてくれることも多いので、難しいけど成長できると思って歌いました。 ――辻野さんのお気に入りの曲は? 辻野かなみ:どれもお気に入りなんですけど、新しいというか、これまでになかったタイプの曲という意味では、「ちょま」ですね。最初に聴いた時、「何この曲?」って思って、歌詞を見ると「え?どういうこと?浮気相手?」って(笑)。こういう内容の曲はこれまで歌ってこなかったですしびっくりしたんですけど、すごく耳に残る曲で、聴いていくうちにどんどん好きになって「面白いな」って感じました。 ――小泉さんは? 小泉遥香:「ときどきセンチメンタル」は大人の恋というか、ちょっと背伸びした恋の曲なので好きですし、「発見!ポジティブ☆モンスター!!」は“青春曲”なのか“恋愛曲”なのか微妙なところだと思うんですけど、こういう楽しい曲もいいなぁって思いますね。とき宣には「恋のシェイプアップ♡」みたいなキャッチーな曲もあるので、面白がってもらえるんじゃないかなって。 菅田愛貴:ライブで盛り上がれる曲も多いです! お気に入りの振り付けがあって、「ときどきセンチメンタル」で両手を使って歌詞の意味を表現しているんですけど、ライブでマネしてもらって一緒に盛り上がりたいなって思います。「超最強」はコール&レスポンスで「超かわいいって言って!」「超かわいい!」っていうのが歌詞に入っているので、ライブではいっぱい「かわいい」って言ってもらいたいです(笑)。 ――吉川さんは「未完成ガール」で作詞を担当されていたり、大好きなコレサワさんの提供曲「こんなあたしはいかがですか」も収録されていますし、いろんな夢が実現したアルバムでもありますよね。 吉川ひより:はい。作詞はずっとやってみたいと思っていたことなので、それが実現できたのは私にとってすごく大きなことでした。コレサワさんにまた楽曲提供していただいたり、すぅさんにも楽曲提供してもらっているアルバムなので、そのクレジットに名前を並べていただけたことがすごく光栄です。 ■過去最大規模のさいたまスーパーアリーナライブがソールドアウト! ――アルバムのリリース後は、さいたまスーパーアリーナでのライブが控えています。 菅田愛貴:私、12月20日が誕生日なので、20歳になって初めてのライブがさいたまスーパーアリーナなんです! 坂井仁香:それ、すごいね! ――菅田さんが加入した直後、コロナ禍でライブができなくなって、その中でさいたまスーパーアリーナで無観客ライブをやったりしたので、思い入れの強い場所でもありますよね。 菅田愛貴:はい。たくさんの宣伝部員さんと盛り上がりたいと思います。 ――早々にチケットがソールドアウトになりました。 辻野:こんなに早くソールドアウトになるとは思っていなかったので、私たちもびっくりしました。 小泉遥香:「氣志團万博2024」に出演した日にチケットがソールドアウトになったことが発表されたんですけど、その日の朝、チケットサイトを見たら「販売停止」になっていて、申し込みができない状態になっていたんです。宣伝部員さんに「お友達も誘って見に来てね!」って言っていたから、「せっかく見に行こうかなと思ってた人が来れないじゃん!」って思っていたら、ライブ終わりにソールドアウトになったって聞いてびっくりしました。 坂井仁香:「We Can Do It Now!」はいつもお世話になっているMUTEKI DEAD SNAKEさんに提供していただいた曲なんですけど、聞いた話によると、さいたまスーパーアリーナをイメージして作ってくださったらしいんです。確かに、歌詞を見ると「自分信じて 勇気を出して 一歩踏み出すんだ」っていう部分とか、たまアリをイメージできるんですよね。なので、たまアリで歌うのが楽しみになりました。 ■夢はドームの舞台…! ファミリーで応援してもらえる国民的アイドルに ――2024年はいろんなチャレンジがあって、いろいろと目標や夢を叶えられた年だと思いますが、まだまだやりたいことはありますよね? 坂井:はい、いろんなことが出来ましたけど、やりたいことのまだ「1/10」くらいです(笑)。 ――次の目標、夢は? 杏ジュリア:2025年はとき宣が10周年でもあるので、今年できなかったことに挑戦できる年にできたら嬉しいです。 坂井仁香:やっぱり…ドームです! まだまだだとは思ってますけど、これまでも目標や夢を口にしてきて、それを実現させてきたので、夢は大きく! 辻野かなみ:ライブもやりたい会場がいっぱいあります。日本武道館とか。 小泉遥香:国立競技場も。 吉川ひより:ツアーでまた海外に行きたいです! 坂井仁香:2024年が最高の年になったので、2025年はそれを超える年にしたいなと思っています。めらめら燃えているので、もっとビッグになりたいなって思っていますし、日本を代表するアイドルにもなりたいです。 ――“国民的アイドル”になるために何が必要ですか? 辻野かなみ:今年もたくさん出させてもらったんですけど、もっとテレビ番組に出たいです。 小泉遥香:「ミュージックステーション」に出演した時の反響がすごくて。それだけテレビの番組を見ている人は多いんだなって実感しました。 杏ジュリア:老若男女問わず楽曲をたくさんの方に知ってもらったり、とき宣という名前を知ってもらうことが重要かな。小さなお子さんや、お父さんお母さん、ファミリーみんなで応援していただけるようなグループになれたらいいなって思います。 ――2025年、更なる飛躍を楽しみにしています。 全員:ありがとうございます! ◆取材・文=田中隆信