「スライサーが大半」は昔の話? ゴルファーの“持ち球”を調査したら、意外な結果に!【ニッポンゴルフ実態調査】
日本のゴルファーの実態や実情をアンケート調査。今回は、スライスか、ドローか、それともストレートか。今のゴルファーの“球筋”の実態を調査した。
昔から、ゴルファーはスライサーが大半と言われ、クラブもレッスン記事もスライサーを前提としたものが多かった。たしかにスライスに悩む人は依然として多いだが、つかまりのいいクラブが増えている昨今、いまだに「スライサーが大半」なのだろうか。そこで、まずは改めて、ゴルファーに現在の自分の球筋について聞いてみることに。ドライバーとその他のクラブでは球筋が違うというケースもあるので、今回はドライバーの球筋に限定して調査を行った。 アンケートはウェブサイト「Myゴルフダイジェスト」上で行い、974件の回答を得た。結果は以下の通り。
Q1. あなたのドライバーの球筋は?
回答結果は、意外なほどにスライス系とフック系が肉薄していた。 スライス系は、「曲がり幅の大きいスライス」が13.6%、「曲がり幅の小さいスライス」すなわちフェードが30.4%。球が右に曲がる人は、全体の44.0%という結果に。 一方フック系は、「曲がり幅の大きいフック」が10.5%、「曲がり幅の小さいフック」すなわちドローが25.9%。球が左に曲がる人は、全体の36.4%だった。 残りは「ストレート」が9.4%、「どちらにも均等に曲がる」が10.3%。
つまりこの結果からは、半々とまではいかないものの、スライサーとフッカーの割合は55:45と肉薄。「どちらかというとスライス系の人が多い」という実態が見て取れる。
Q2. 今の球筋に満足していますか?
続いての質問は、今の自身の球筋に満足しているかどうか。「ぜんぜん満足していない」「あまり満足していない」「まあまあ満足している」「とても満足している」の4段階で回答してもらった。
最も現状の満足度が高かったのは「ストレート」の人。「まあまあ満足している」「とても満足している」を合わせると、76.1%の人が満足していることになる。次いで「小さなフック」(ドロー)、「小さなスライス」(フェード)の順で満足度が高く、それぞれ59.5%、51.0%が概ね満足しているという結果に。最も満足度が低いのは、「大きなスライス」。「どちらにも曲がる」が一番厄介な気もするが、意外にも20.0%が概ね満足していると回答。「大きなフック」と「大きなスライス」はともに「とても満足している」と答えた人がゼロで、「まあまあ満足している」人もそれぞれ11.8%、1.5%にとどまった。「大きなスライス」が最も満足度の低かったのは、「スライス=悪」という認識が根強いからだろう。